エルメスのバーキンで質感（艶×マット）と発色の関係を考えてみました。
今日は質感と発色の関係を考えてみたお話です。
先日、エルメスに伺うと！なんとバーキン30を見せて頂き、カラーが赤だったのです。
画像をお借りしました
赤は普段から比較的取り入れている色であり、自分で買ったことのあるジュエリーもカーネリアンの赤だったり、出産祝いでもらった指輪もルビーの赤だったり、バレエシューズも赤だったり。でもバッグとなると初めてで！
元々バーキンで持つなら色の希望はゴールドなどの明るい茶系、素材の希望は経年で使うとクタッと柔らかくなる様なトリヨンクレマンスやトゴ。ですが見せて頂いたのは「ルージュビフ」という赤で表面がスムースなレザーの「ジョナサン」2019年の新作の革です。
型押し加工などされていなくて革本来の柔らかさと風合いがあり、マットな質感！比較的どんな色も少し柔らかく緩和されて見える様な素材でした。
はじめ、案内されたときに「赤」が出てくるとは思いもよらず、ファッションの差し色になるかな・・・？と考えていたのですが、私は色物ファッションが大好きだし・・・そこに赤が加わると派手かな？なんて思ったのです。
でも手に持たせてもらうと、すごく自然！エルメスのお店で扱うバッグは素材の種類がたくさんあって、たとえ同じ色だとしても革の質感や種類によって発色の見え方や印象が全然違う！と改めて思いました。
見せて頂いたルージュビフという「赤」は見本色では結構発色が鮮やかなのですが、マットな質感の革と合わさると良い意味で派手さが緩和され、柔らかい色に見える。可愛い赤だけど主張しすぎない仕上がりになる。
実際にバッグを見せてもらった日、私の服装は淡目のグリーンのミニワンピースを着ていたのですが、それでも派手さは無いと思いました。元々色ものファッションが多いので元々抵抗がなかったのかもしれませんが、グリーン×レッドの組み合わせは反対色で（偶然！）「色×色」だとしてもマッチングしやすいとも思いました。
パーソナルカラーウィンターさんの様に高発色×高発色だと派手すぎになってしまう場合は「色×色」の片方分の鮮やかさを少し柔らかくするのも良いですね♪
お気に入りの小物を華やかな色で取り入れたいけど少し勇気がいるという場合は少しマットな風合いの素材で優しくして色を楽しんだりするのもまた良し♪
バッグだけに関わらず、この現象はファッション全般に使えます！主張が強い色でも秋冬には網が粗めのニットで取り入れたりするととても身に付けやすくなるし、春夏はサラリとしたコットンやリネンのシャツやワンピースで取り入れると軽さが出たり。
またネイルやリップも少しマットな仕上げにすることで、トマトレッドの様な鮮やかな色も少し落ち着いて身に付けられますしますね♪
逆に元々落ち着いたグレージュの様な色も少しツヤ感をプラスすると地味にならずに少し華やいで見せたりもできますよ！
パーソナルカラーや骨格診断を知るとスプリングやウィンターは艶が得意、サマーやオータムはマットが得意、ストレートやウェーブは艶が得意、ナチュラルはマットが得意などと一般的な理論が分かります。でも必ずしもその理論を正しく守ることが絶対に素敵になるわけでは無いのです。
基本は勿論上手く利用しつつ、自分の性格的なものと合わせるのはどうするか？リアルな毎日の暮らしにはどう活用するか？人からどう見られたいか？（←こことても重要ですよ！）等を融合させて考える事が大切です。ファッションを通して自分の暮らしを心地よいものにする事が毎日を美しく楽しく生きるコツですね♪
2020年06月22日 17:11
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