年相応の装いと若作りについて思うこと
最近知人と話していて出てきた話題。「年相応の服を着るとそうなっちゃうんだよ。=(だんだん老け込んでいく)だから、若作りしようかなあ・・・」という事を言っていました。
今日は「今の年齢に相応しい装いと若作り」について考えてみようと思います。
日本の女性は「歳を重ねること」と「いつまでも可愛くあること」にとても敏感だと思います。日本に昔からアイドル文化が浸透しているからかもしれません。童顔で可愛い!がアイドルの正義ですから。韓国のアイドルが日本に進出してくるのも日本に需要があるからですもんね。日本に市場があるのです。(韓国アイドルは未熟や幼さの美をウリにしていないと思うので日本とはまたちょっと違うジャンルになりますが)
オンナであるならばいつまでも可愛く綺麗でいたい!と思うのはもちろんです。でも「可愛くあること」の意味をよく考えずに永遠の25歳のままでストップしていようもんなら、アイドルとして暮らしているわけではない私たちは洗練はされなくなってしまうのではないか?と思います。
欧米やヨーロッパのマダムは「可愛い」と言われると自分のことを幼く見られたと感じ、あまりいい気はしない様です。幼さの美しさを賞賛したり愛でる文化や価値観はそもそもなく、成熟した女性を美とするからだそうです。
私も外国人が持つこの考え方には同感で、歳を重ねるごとに「以前の自分と同じままの若くて可愛い」ではなく、年々違った自分の魅力についての引き出しを増やせる様になりたいと思っています。
というのもファッションだけを「若作り」すると老けて見える「逆映え」が起こります。そしてちょっと痛々しくも見えます。
若い方というのは肌には自然の弾力があり、髪にも艶もあって、そこまで手をかけなくても素のままで十分に綺麗なのです。だからプチプライスの服で全てを纏めても、ペラペラの素材の服を着ても、若向けのデザインの服を着ても綺麗に収まるのです。
アラサー以上の私たちがいわゆる若向けの装飾やデザインの服を着ると気分は数年前の自分になれた様な気もしなくもないですが、全身ミラーで自分を見てみるとやっぱり違和感があったりします。
夕方鏡ごしに見る自分の顔とのバランス。少し緩やかに落ちてきた頰や下がってくる目尻、出現してくる目元のしわやうっすらとしたほうれい線のある表情には若い頃のファッションが持つ素材はマッチしていないし、頑張っている感が出てチープな自分に見えたりも。
恐らくその違和感は28、29歳くらいから出てきます。違和感解消のための対策は目の前にある可愛いだけに執着するのではなく、一旦現在の自分を客観的に把握することが大切です。それは自分が何を身につけた時に映えるのか?を知るという事です。自分が身につけた時に表情を生き生きと美しく見せる色であったり、スタイルが際立ってよく見えるサイズ感、肌の質感を引き立てる素材や柄などを知る事ですね!
パーソナルカラー診断や骨格診断、メイクレッスン、同行ショッピングを通して知ることが出来ます♪この様にお顔周りに持ってくる色によって肌が綺麗に見えるか否かという事が分かるのがパーソナルカラー。この現象は歳を重ねれば重ねるほど顕著に分かりやすくなります。
寝ているときはパジャマであっても、仕事に出たり日常の生活を送ると外向きの服を13〜15時間は服を着ると思います。私たちは24時間何かしらの服を身に付けるので自分を美しく引き立てるためには色、配色やコントラスト、柄、素材、形、サイズ感は避けられないのです。
似合うファッションの土台を知る事で自分のポテンシャルを理解する。そして魅力を出せる方向性を見極める事が年相応のファッションを美しくきこなすために大切な要素です。
上記をステップ1と考えるとステップ2は自分の好みやライフスタイルによって似合うものをどの様に日常生活に落とし込むのか?を考えて装う事が出来れば確固とした自分の在り方が見えてきます。魅せ方やTPOによっての振る舞いなどまで考えることは、何を着ても映える若い頃には優先しなかった人が多いと思います。「若かりし可愛い」を卒業するには自分とファッションを俯瞰して見る事が第一歩!
自分の客観視と活かし方が分かれば年相応にしてどんどん老けていくことはないです。今までデコラティブやデザイン性のある若者を対象とするファッションが好きだった人は躊躇したくなるかもしれませんが、まず概念から変える必要が出てきます。
私が大学生の時、初めて六本木のミッドタウンに行った時、「な〜んて面白くないファッションばっかり並んでいるんだろう!!」と本気で思っていました。(汗)
当時の私はだいたい新宿のルミネ辺りで買い物をする事が多く、魅力的だと感じていたファッションは大抵が盛りの要素が多め。よって削ぎ落とした美しさが分からなかったのです。そういったものを地味に感じてしまったのです。
大人の仲間入りをする為に私が行ってきた事になりますが、ちょっと背伸びして自分の歳よりも10個ほど上の年齢層をターゲットとする雑誌を読んで見たり・・・
気になった服をお金を貯めて銀座のブティックで購入してみたりもしました。そんな服を着た時には肌触りが本当に違い、気持ちもシャンとすることも体験して初めて分かりました。
また、三つ星レストランで食事をしたり、ギャラリーで芸術を見たり、憧れのホテルに宿泊しインテリアなどを見て感性を磨くのも良いと思います。
削ぎ落とした洗練された美しさを肌で体験できると思います。
そういった体験をしていくうちに徐々に目が養われて、シンプルでも計算して作られたものやデザイナーのこだわり、背景を理解できると「地味」だなんて思わなくなりました。
気持ちはファッションを通して表情や自信に出てくるので、「これを着ている時の自分はなんだか良いじゃん♪」と思えるとそれだけでとても美しく映ります♪
若かりし頃のファッションをアップデート!パーソナルカラーや骨格診断、自分の美しさを引き立てるメイクで大人のおしゃれの第一歩を踏み出すのってとっても楽しいのです♪
長くなりましたが、今日はこの辺で♪
2020年06月03日 15:50
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